2012年11月1日木曜日

売上1/2ダウン↓↓をアジャイルサムライが救うっ( ー`дー´)!?

カロリー1/2 うれしいですよね?
ヽ(´ー`)ノ<うれしいうれしいー!
価格1/2 たのしいですよね?
ヽ(´ー`)ノ<たのしいたのしー!

しかし、課の売上が1/2となるとうれしくも、たのしくもありません...
むしろ深刻です。
その深刻な事態がウチの課でおこったのです。
去年の売上がおととしの半分以下でした。

( ・`д・´)<あーあ、そりゃタイヘンですねーなんでそうなったんですか??

悲しいかな...
お客様頼みで、仕事を待つ以外何もしてこなかったことが原因。
ってことは、逆に今期は、
『待つことなんてせずに果敢にチャレンジしなければならない』
わけですっ!

アジャイル開発を導入しようと、、、
そこで注目したのが『アジャイル開発』。
以前からずっと導入したかったんですが、なかなかそれができずにいました。
なぜかというと、『テスト自動化』が必要なんです。
それをとりあえず課になじませようとしました。

いろいろな書籍をあたり、
調査したんですが、
なかなか合うUNITテストのツールがなく、
はては『レガシーコード改善ガイド』に、
( ・`д・´)<「オブジェクト指向じゃなきゃ無理っすよ」
といってるも同然にオブジェクト指向前提で展開され、
『全システムをオブジェクト指向開発してるか?』といわれれば、
徹底できてないウチは、
はしごをはずされましたwww

|||ひゅー
ヽ(´ー`)ノ

とりあえず、やってみる。
そこでどうしたらいいものか考えあぐねていたんですが、
一大事ってことで、
(1)ユーザが欲しいものをちゃんと届けること
(2)開発を素早く行うこと
ということを目標に掲げてアジャイルの強行導入に踏み切ろうとしたのです。


欧米のITの強さとは!【情報処理推進機構(IPA)】
じつは時を同じくして、偶然にも『独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)』が、
2012年6月11日にあるレポートを出しています。
『非ウォーターフォール型開発の普及要因と適用領域の拡大に関する調査報告書』
というものです。

(イ)欧米のIT企業の強さの秘密の一つがアジャイル開発であるとした上で、
(ロ)日本のIT企業にアジャイルが根付いていない理由と
(ハ)今後日本にアジャイル開発を根付かせるにはどうしたらいいのかの提案
がなされていました。

日本でアジャイルできるのか?
欧米ではユーザと近いところで開発者が開発しています。
だから、アジャイルが適用しやすいんですが、
日本の場合、下請け下請けに出して、ユーザと開発者が遠く、
アジャイルが馴染まないわけです。

( ・`ω・´)<でも、下請け下請けに出すのって大手の話ですよね?

大手ではない場合はどうか...
一方で、アジャイル開発は最初にやることをカチッカチに決めません。
だから、顧客との信頼が必要になります。
でも、出来立てのベンチャーなんかはその信頼を築くのに一苦労です。

しかし、それこそがウチの課を立て直す宝刀なのですっ☆
ウチはエンジニアを抱えていて、社内で開発しています。
しかも、歴史が長い分、他の開発会社に比べて顧客との信頼が厚いんです。
営業なんか「え?!」ってことでも、お客さんに無理言って通したりしますし。
だから、ウチも無茶言われたりするんですが、
その関係こそがウチの強みなわけです。

日本の他の開発会社が足踏みしてるうちに、
アジャイルを導入しちゃって、
(1)ユーザが欲しいものをちゃんと届けること
(2)開発を素早く行うこと
ができる会社として、アジャイル開発をウチの強みにしてみましょうってことです。

アジャイルの起源は、野中郁次郎
レポートの中にも書かれているんですが、
アジャイル開発でメインになっているスクラムは、
日本の経営学者の野中郁次郎さんが1986年に書いた論文、
『the new new product development game』がもとになっています。

それはjapan as No.1だった1980年代に、
日本の製造業の強さとは何かを解き明かすため、
有名な経営学の雑誌『Harvard Business Review(HBR)』から依頼をうけた野中郁次郎さんが、
ホンダやキャノン等々日本の製造業への綿密な調査を通じて書いた論文です。

自律性の必要性やチームでの仕事の大切さを、
「若干平均27才のホンダのチームが自動車の新しいコンセプトから打ち出しヒットさせた」こと
など事例を提示しながら書かれていました。
(それだけではないですが、この解説がメインではないので他に譲りますね。)

経営学でいえば、有名なミンツバーグさんも、
長期的な計画をたててやっていくやり方には否定的なようです。

ウチの会社はどちらかというと古いタイプの企業なので、
かつての日本の製造業のやり方は馴染むのではないかと考えました。
japan as No.1だった製造業だけではなく、
欧米のIT企業も採用して成功しているという実績があったことも導入したい理由でした。

アジャイルサムライを教科書にして
さて、思い立ったが吉日ってことで、
さっそくアジャイルの書籍のなかでも好評の『アジャイルサムライ』を購入。
ちょうど巡ってきた事業部内での朝礼当番で、
今まで書いたことを手短に説明し、
最後に、

( ・`д・´)<ウチの課の戦略的支柱は営業であり、すなわちUさん、あなたですよっ!!!

と啖呵を切りました。わーww
ここからアジャイル開発を課に浸透させるべく、
サムライ先生との長い旅が始まりましたでござる( ー`дー´)

勉強会から始まるアジャイル開発の導入は、

製造業でのジャスト・イン・タイムや、
経営学でのミンツバーグさんや野中郁次郎さんの主張、
そしてシステム開発のアジャイル、
まったく別の分野から、同じような思想がでてきています。
しかも、それより以前にあった計画的に進めることを批判した上で、
それの代替案として。
このことの説得力たるやって感じです。

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